永久歯は通常上顎、下顎左右8本ずつの全部で32本あります(歯そのものが存在しない場合は除きます。)永久歯の中で最後に生えてくる歯を親知らず(または、第3大智歯や臼歯)といい、20歳前後に歯並びの一番奥(第2大臼歯の後ろ)に生えてきます。この親知らずは、お口の中で炎症や咬み合わせ等のトラブルの原因となることはよく知られています。
すべての親知らずを抜歯するのではなく、お口の中でなんかしらのトラブルが生じた場合は、抜歯が必要となります。
親知らずが上記の抜歯が必要なケーズに該当する方は、早めに当院へご相談ください。該当しているにも関わらず時間が経過し、トラブルが起きた後に治療する場合、すぐに対応することが困難ケースがあります。そうならない為にも、事前にご相談をして頂ければ、最悪のケースなることなく、親知らずを抜歯できます。
疲れ・ストレスや、風邪などの体調不良によって、突発的に炎症が起き、親知らず周辺の歯ぐきが腫れることがあります。炎症が起きた場合、痛み止めの麻酔が 効きづらいため、すぐに抜くことができず、抗生剤を服用し炎症が治まるまで待たなければいけないケースもあります。強く痛みがでると、痛み止めの服用薬が 効きづらいこともあります。やはり早目の受診をおすすめします。
妊娠した場合、ホルモンバランスの変化で炎症がおきることがあります。炎症を抑える治療や、抜歯をするために薬を使うと胎児に影響が出ることが考えられるため、治療が難しくなりますので、一緒に事前に対策を考えていきましょう。
親知らずや、埋まってしまっている歯をそのまま放置して置くことは、後々に大変なトラブルを引き起こす可能性があります。抜歯には、精神的なストレスもあるかと思いますが、早期にご相談して頂くことで、最悪のケースを招くことなく、抜歯することが可能となります。